TRAVEL TSURU

アイルランドで見つめ直す私の人生

家が決まりました!

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こんばんわ!これ何の写真だと思いますか?そう、家を見に来た人の列です(´∀`*)

他の方もブログで書かれているとおりダブリンで家探しは大変ですよー!篇です。

 

実は私、家探しを少し舐めてたんですね(←おい)

で今回実際経験してみて本当に大変なんだなと実感しました。

もう一度言います。

 

本当に大変です(ヽ´ω`)グッタリ

 

今回はどうして大変なのかとどうやって探したか、私なりのコツを書きたいと思います。

 

そもそもなぜダブリンで家を探すのが大変なのか。これについてたまたまホストマザーと話していて、ホストマザーが近年のアイルランドの事情を教えてくれました。

みなさんの記憶にもあると思いますがリーマンショックが全世界を襲った時にアイルランドも大打撃を受けました。建設会社も全てストップしてしまい、新しい家を建てるのを辞めてしまったのです。経済危機でみんな次々に職を失い、銀行からローンを借りていた人はローンを返済できなくなり家を失い、高い教育、能力をもったアイリッシュでさえ仕事が見つからなかったのです。そのアイリッシュの方たちは仕事を探すため泣く泣くアイルランドを離れ、アメリカ、イギリス、オーストラリアに渡りました。経済危機に陥ったダブリンですが、逆に他の国(イギリスなど)の会社がアイルランドにオフィスを置くことを考え始めました。なぜならアイルランドはイギリスより物価が安く人々もみんな英語が話せるからです。そして国際的な会社が次々にアイルランドに進出することによりアイルランドの経済は一気に急成長しました。そして今度はヨーロッパ全体が経済危機を迎えたことにより他の国の人たちがアイルランドに仕事を求め押し寄せ、そして以前仕事を失い泣く泣く他の国へ仕事探しに行ったアイリッシュたちも経済が安定したため戻ってきたのです。ですが今度は建設業がまだ経済危機を脱出していない為、新しい家を増やすことができません。なんと家を建てるのにこの窓を使いなさい、この器具を設置しなさいと規定が厳しく改善され、その規定通りに家を建てたところで利益が少ししか得られないのです。なので家が増えないのに人が増えたので家を探すのが大変になってしまったんですね。需要が増えれば供給も増えるということで、家賃もうなぎ上りに上昇!学校の先生も「ダブリンの家賃はクレイジーだ」というくらい、ダブリンで快適で安いシェアハウスを探すのは困難になってしまいました(´・ω・`)

 

以上がダブリンの家事情バックグラウンドです。

 

ではここから実際の家探しについて。

 

まず家探しに役立つサイトといえば「Daft.ie」ですね

http://www.daft.ie/

 

ホストファミリーに聞いても誰に聞いてもDaftで探せと言われます。

使い方は簡単でまずシェアハウスを選択してあとはどこのエリアに住みたいか、家賃はどれくらいならOKかを入力し、気に入った家があればメールかTELをして今、興味がある旨を伝えます。あとは相手からの返信を待つだけです。

はい、簡単ですね。

ではなぜ家見つけるのは簡単じゃないかと言いますと、

 

返信がこないからです!!

 

たくさんの人が家を探しているので、担当の人はたくさんのメールをもらい、全ての人に返信している暇がないからです。

 

では私の家探し日記を振り返ってみましょう。

私はダブリンに到着してから1週間後に家探しを始めました。

その時の条件はこちら。

 

・なるべくダブリンの中心地に近いところが良い

・きれいな家で自分の部屋がほしい(他の人と部屋をシェアしない)

・素敵なシェアメイトと暮らしたい

 

そして一番最初に行った家が一番上の写真のお宅です。こちらの家はダブリン6にあり、特に担当者に連絡しなくてOKで、指定された日時に訪問するだけでした。

なんてシンプルなんだ!と思い、ワクワクしながら初訪問(´∀`)

そこで現実を突きつけられるのです。私を待ち受けていたのは

 

長蛇の列!!

 

もう来ている人みんなが笑っちゃうくらいの数でした。アトラクションの列ですか?って感じです。実際に住んでいる人に何人訪問しているのか聞くと「今回は100人を超えてるね」ってさらっと言われました(´∀`)(笑)

1つの部屋を100人を超える人が取り合うというはちゃめちゃな現実・・・。

私、家探しはちょっとだけ自信があったんです。なぜかというと日常会話は問題なく話せるからです。でも、その自信は打ち砕かれました。

だって英語を勉強しに来ている学生と部屋を取り合っているんじゃないんです。アイリッシュやほぼネイティブレベルの人たちと部屋を取り合っているんです。それに9月は大学生がダブリンに集まります。待っている列の人たちと少し話しましたが大学生やすでに働いている人でした。

 

家探しに英語力は大切ではありません!

 

もちろん英語が話せた方がプラスアルファにはなりますが、英語力があるから家が決まるとは限らないということです。家探しはほぼネイティブレベルの英語力を持っている人たちと競っているということを頭の片隅に置いておきましょう。

 

では家探しには何が必要なのかと言いますと

 

運と早さと決断力!

 

だと思います。

衝撃の初訪問をしてから私はDaftで検索して少しでも良いと思った家にはメールを送りました。

メールに書いたことは自分の自己紹介(年齢や国籍、ダブリンで何をしているのか等)と家に興味があるのでぜひ訪問したい。電話番号も忘れずに。

合計50通ほどです。返信がきたのは8件未満です。

これが現実です。

返信が来ないからといって落ち込まなくて大丈夫です。みんな家探しはこんな状況で惨敗しております。

返信をもらえるコツとしては「Daftをこまめにチェックして新しい家がアップされてたら即メールを送ること」です。家の詳細の下には更新日時が記載されているのですが2日前とかだと返信をもらえる確率はぐっと下がります。担当の人はたくさんのメールをもらってその中からもう訪問者を選んでいるからです。

あと電話番号が記載されている場合は迷わずかけてください。私はTELして2件訪問予約をゲットしました。電話のほうが相手もすぐにいつ来てくれる?と聞いてくれます。

あと家の写真が少ない物件は競争率が低くなるので訪問しやすくなります。でも1枚も写真がないとちょっと不安だと思いますので(特に女子は)、訪問する際は友達と一緒に行くことをオススメします。

 

そして私が実際に訪問した家の感想です。

 

2件目

ダブリン6wにありやや遠めです。まず家の中がものすごく汚かったです。(´・ω・`)憩いの場であるリビングルームは山積みの書類でいっぱいでした。そして空気が薄かったです。家を案内してくれた男性は40歳くらいで、リビングでも仕事をしているのだそう。他の人はみんな出かけていたので会えませんでした。

なんとなくこの男性と一緒に生活するのが想像できなかったので「ちょっと考えたいです」と伝えると「こんなにもたくさんの人がこの部屋をほしがっているんだよ」と申込者のメールを見せられ急かされたで、あ、本当にないなと思いやめました。

でも彼のおかげでどれだけの人が申し込んでいるのか勉強になりました。

 

3件目

ダブリン16にある家で学校から遠いので自転車がないと不便な場所です。オーナーさんと一緒に暮らす家なのですが、このオーナーのおばあさんがとても怖かった(;´∀`)

何回もsorryと言ってしまいました。根はとても優しい方なんだと思いますが、大きな声で話す方で私はビクビクしてしまいました。

家は見た中では一番きれいでした!他にも3人の学生が暮らしているそうですが、みんな家にいなくて会えませんでした。

中心地から遠すぎるのと、オーナーさんと暮らすイメージがわかなかったのでお断りしました。

 

4件目

ダブリン2にあり中心地周辺です。マレーシアご夫妻と暮らす家で部屋はダブルベッドでとてもきれい!ハウスルールはありますか?と聞いた時に、静かな暮らしを求めているので友達を家に招いたりするのは厳しいかなと回答されました。そしてたくさんの方が来ていて競争率が高い物件でした。結局連絡が来ず落選。

 

5件目

ダブリン6にあり学校まで歩いて15分!部屋はちょっと汚くて狭かったですが許容範囲内です。大家さんのハグがやたら多くて困ってしまいました。

ルーマニア人(ルーマニアハンガリーのハーフです)の男の人と日本人の女の人が住んでいる家で、たまたまルーマニア人の男性に会えてハウスルールはあるか?友達を招待してもいいか?と聞くと

 

Do whatever you want

 

と超クールな回答くれました!(´∀`*)

でも大家さんはすぐに入居してくれる人を募集していて私はホストファミリーとの契約がまだ2週間残っていたので、2週間待ってくれたら嬉しいと伝えました。そして大家さんが住んでいる日本人の女の人と話しなさい!と電話番号を教えてくれてその場で電話することに。その時は話せなかったのですが、後に連絡をくれ、色々話すことができ、やはりこの家に住みたいなと大家さんに伝えました。

2日間ほど連絡が来なかったので、もう他の人に決まっちゃったかなと思っていたら大家さんから「まだこの家に住みたい?」と電話をもらい無事家が決定しました!

ちなみに家賃は月500€です。

 

明日引越しします。

 

家探しをしてみて思った感想は、やはり大変だったなと。友達ともっと遊びたいのに家を探すために時間を割くのがつらかったです。

あと何件か実際に訪問してみるとダブリンの家事情がわかりますし、自分の住みたいイメージ像も固まってくるかなと思います。あとここなら妥協できるなとか。

私が一番大切にしたのは「一緒に住むハウスメイト」

どんなところに住むかより誰と住むかが大事だと思いました(`・д・´)

 

長期の家が見つからない場合は短期の家を探してみたり、学校の友達に情報をもらうのもオススメです。特に韓国人の子たちは韓国コミュニティが確立されているので韓国人同士で家探しを共有しており、協力してくれますよ!

 

家探しは大変ですが、最後には絶対家が見つかります!

 

長くなりましたが少しでも参考にしていただければ嬉しいです☆

 

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