TRAVEL TSURU

アイルランドで見つめ直す私の人生

ドイツ ベルリンの壁とホロコースト

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さて年越しをドイツで迎え、2017年初めの都市散策ベルリン!

ちなみに今回利用したホステルをご紹介。

generatorhostels.com

 

Generator Berlin Mitte

8人部屋のドミトリールームで5泊142€でした。1泊30€弱ですね。

朝食はつけてません。場所もベルリンの中心地にあって交通の便もとても良いです。

ベルリンは電車、バス、トラムと全ての交通が網羅されていて本当に都会です。

ホステルの中はとってもきれい!ロッカーはベッドの下にあって鍵はないので、心配な方は100均で売られている南京錠を持ってくるといいかもしれません。

私はうっかり忘れたのですが、特に盗難の被害にはあいませんでした。

年末年始だったからか部屋の人の入れ替わりは激しかったです。

唯一話したのは中国人カップル。たまたま友達の荷物をとりに部屋に戻った時に彼らは違う人と話してて「邪魔してごめん、でもベッドの下のロッカー開けていいかな?」と話しかけたら「日本人?」って聞かれました。

「そうだよ。どうしてわかったの?」と聞くと「日本人はLとRの発音ができないから」って言われました(笑)

そう、私の英語は典型的な日本語の発音です。

「ばれたか。私話さないと日本人だって言われないのに、英語話すと日本人だってばれるんだよね。Damn it!!」とこたえてお互い爆笑。

確かに私は発音が下手で悩んだ時期もありましたが、今は全く気にしてません。英語に大切なのは発音じゃなくて伝えたい気持ちって思っているので!

 

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ホステルのラウンジです。とってもおしゃれですよね。

 

 旅のメインイベントとして訪れたのはベルリンの壁

高校の世界史で習った記憶は遠い彼方に・・・。

第二次大戦後に東西に分割された敗戦国ドイツ。その首都ベルリンで東ドイツによって突然建設された厚い厚いベルリンの壁東ドイツから西ドイツに逃れようとする人々を強制的に遮断し、それでも壁をこえようと挑んだ人々は容赦なく殺されたのでした。

下の写真とは別に存在するベルリンの壁の場所には、脱出を試みて亡くなった人たちの写真が今でも残されているのでした。

ベルリンの壁が崩壊したのは1989年11月9日。勘違いによって崩壊したのはとても有名なエピソード。歴史上最も素晴らしい勘違いだとも称されています。

勘違いの記者会見を聞いて真っ先にベルリンの壁に向かい、自ら壁を壊し東西がまたつながったときの民衆の気持ちはどんなんだったのでしょうか。

そんなことを考えながら今も残る壁を眺めていました。

 

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日本のペイントもありました。残念ながら柵がありますが、これはペイントを守るためなのです。柵がないと落書きされてしまうのです。なんて悲しい・・・。

最初の写真の2人の男の人がキスしているペイントが一番有名な壁です。たくさんの人が写真を撮っていました。これはゲイではなく、旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー国家評議会議長による皮肉交じりの風刺画なのです。

 

もう一つ歴史的に大切な場所として訪れたのはホロコースト記念碑。虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑です。

ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害、ホロコースト。その被害者の一人として有名なのがアンネ・フランクです。私は小さいころ、図書館でアンネフランクの生涯の漫画を読んだ時の衝撃を今でも覚えてます。

オランダのアムステルダムでアンネフランクの家を訪れたときもなんともいえない感覚に襲われました。

そしてここ、ホロコースト記念碑を訪れたときもただただ胸が苦しくなりました。

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歴史上の場所を訪れるのって旅の大切なことの一つだと思います。ただ楽しい旅、面白いスポットだけじゃなくて、残された歴史の足跡をたどって見つめ直す。私が生まれたときには日本はもう戦後で、平和で、でも私は戦争を恐ろしさを知ってます。それは悲しいけど原爆を落とされた跡が今でも残っているから。私は広島も長崎も訪れたことがあります。本当につらいけど、そういう場所はこれからもあり続け、私たちに戦争の恐ろしさを、命の尊さを伝えていってほしいのです。

戦後からまだ60年あまりしか経っていないのに、世界の各地で内戦や紛争が続いていて、そのたびに命が失われていきます。

なんて人間は愚かなんでしょうね。

 

すみません、今回とても暗い記事になってしまいました(汗)

でも感じたことをちゃんと残しておきたかったので。

よい週末を!

 

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