TRAVEL TSURU

アイルランドで見つめ直す私の人生

全てが私を強くする

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またまたお久しぶりの更新になってしまいました、つるとんたんです。

セントパトリックデーというアイルランドで一番盛り上がるお祭りをすっ飛ばして、ベルギー行ったり、マンチェスター行ったり、色んな収穫を得てダブリンに戻ってきたのが3月の終わりごろ。

 

よし、頑張るぞ!( `・ω・´)

って思っていた矢先に私の住んでいるフラットで悲劇が起きました。

 

色んな悪い偶然が重なりまくり、フラットメイトとの仲が最悪になってしまいました。

些細なことから日々どんどん深刻化し、毎日話してたのに、お互い全く話さなくなり。

もう10日間くらいフラットの空気がお葬式状態でした。

 

何がいけなかったんだろう?私が原因?って悩んだり。なんだかこっちも腹が立ってきて不機嫌になったり。もう不機嫌を通り越して怒りに満ちたり。いやいやもうテンション上げて自分のことに集中しようって思ったり。でもやっぱり家に帰るのが憂鬱で謎の家出をしたり。「なんで今このタイミングでこんな試練与えるの神様ー!」って叫びたくなったり。胸をえぐられるような衝撃が何度も私を襲いました。

 

キッチンでご飯を作って、シーンって静まり返った家でご飯を食べてると、「今まで楽しかったフラットが全然楽しくない」って感じて涙が止まらなくなってしまいました。

6ヶ月間築き上げてきたフラットメイトとの仲はここで終わっちゃうのかなってただただ苦しい時期が続いていました。

 

そんな私を救ってくれたのはこっちでたまたま知り合った日本人の友達でした。

その友達は私の絶望ともいえる最悪の状況を全て笑いに変えてくれるような素晴らしい人です。

 

「一緒に公園で美味しいものでも食べよう」と誘ってくれて私たちはケーキを買って近所の公園へ。その日はアイルランドらしくない素敵な快晴で。

 

「自分から " Hi !! "って話しかけてみたら」と助言をもらい。

子どもと犬が駆け回る公園でたわいのない話をし、ケーキでお腹いっぱいになった私たちはめったにもらえない太陽の恩恵を受けるべく日向ぼっこをしながらお昼寝を。

 

私はビートルズの曲を聴きながら寝ていたのですが、その中で「Across The Universe」の歌詞の「Nothing's gonna change my world」という言葉が妙に突き刺さりました。

 

私、今ならフラットメイトと向き合えるかもと思い、友達にお礼を言って家に戻り、3階の窓から日が落ちていく様子を眺めながらフラットメイトの帰りを待っていました。

 

帰ってきた彼に10日間ぶりに「Hi !!」って声をかけ、そしたら彼も笑顔で「Hi 」って返してくれて。お互い「ごめんね」と言い合い、起きた状況を話し合い。(私は今まで溜まっていたストレスが爆発し、号泣)

最後はハグして仲直り。

彼は私が不機嫌そうにしていたから私の機嫌が直るのを待っていたそうな。

かたや私は彼からの「Hi」を待っていました。

なんて不器用な私たちなのでしょう。

 

今は少しずつフラットの雰囲気も回復に向かっています。

今回のことは私が12月に大好きだった友達をなくしときと同じくらい、いやそれ以上に辛かったのですが、多くのことを学んだなとも感じてます。

 

悪いことは重なるということ。

 

起きてしまったことは仕方ないのと、今がどん底って思えばちょっと希望が持てるということ。

 

どんな場所にいても日本人の友達をもち、その友達に助けてもらえるということは素晴らしいことだということ。

 

太陽は力を与えてくれること。

 

真剣に向き合ってきたフラットメイトとの仲はそんな簡単に壊れないということ。

 

人生はなんとかなるのかもしれないということ。

 

そしてビートルズが大好きな日本のお父さんありがとう。何年も前に図書館からビートルズのアルバムを借りていたお父さん。当時それに便乗してiPhoneに入れた曲の数々が今回私を救ってくれましたよ。

 

楽しいことだけじゃない、ツライことだって起きるアイルランドワーホリ生活ですが、ここでの経験が全て私を強くしてくれているんだと確信している、つるとんたんでした。

 

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晴れの日もいいですが、霧雨の中の散歩もアイルランドらしくて好きです。

 

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