TRAVEL TSURU

アイルランドで見つめ直す私の人生

【残り4ヶ月 前編】私のワーホリヒストリーをさらっとおさらい!

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初めから読んでくださっている方も、途中から読んでくださっている方も、今日初めて読まれる方も、こんにちは!つるとんたんです。

 

アイルランドでのワーキングホリデーが8ヶ月終わりました。

今日は今までのこと、そしてこれからのことを皆さんとちゃんと共有、目線合わせをしたいので、さらっとおさらいしていきますね!

 

【9月】

アイルランド、ダブリンに到着。語学学校が始まり、ホストファミリーと楽しく暮らす。

 

【10月】

家探しに悪戦苦闘するも、なんとか見つかり今のフラットにお引越し。ホストファミリーとの生活は本当に楽しかった。

語学学校の友達とも毎日のように遊び、ただただ楽しい日々が続く。

 

【11月】

兄の結婚式に出席するため、日本に一時帰国する。久しぶりに日本の友達にも会え、お世話になった職場にもご挨拶に行け、慌ただしかったが実りのある1週間でした。(その関係でアイルランドのハロウィンはすっ飛ばす)

 

【12月】

苦戦期①

初めて受けたジョブインタビューでこてんぱんにされ、完全に自信を打ち砕かれる。

それと同時に大親友と思っていた子に縁を切られる。全人格を否定された気分になり、落ち込む。この時期は何をやってもダメでダブリン鬱に陥る。

 

【1月】

気分転換(というか傷心旅行)でドイツ、ベルリンへ。語学学校時代のメキシコ人の友達と再会。みんなでハッピーニューイヤー!元気を取り戻す。

さらに第2の両親でもあるベルギー夫妻に会う為、ベルギーを訪れる。

そのとき、「ベルギーが私を呼んでる!!」と確信。今までずーっとベルギーに住みたかったので、ダブリンに帰ってきてから就職活動の準備を始める。

気持ちが完全にベルギーへ向いていた為、「アイルランドの情報を皆さんにお届けすることが出来ないわ」と、ブログがストップ。

そんな時、日本にいる読者の方から初めてメールを頂く。「ワクワクさせてくれて、ありがとうございます」と言ってくださり、初めてこのブログが読者に届いていることを実感。ブログを再開する。

 

【2月】

苦戦期②

「とりあえず、来い!」とベルギー夫妻の全面サポートのおかげで、ベルギーに飛び込んでみる。

ありがたいことに日系企業2社から「面接をしたい」と連絡を受け、準備を始めるが、調べれば調べるほど不安になる。自分で自分を追い込みすぎ、「全く食べられない、眠れない」日々が続く。(日清のカップやきそばに大変お世話になる)

最終的に2社との面接が無事に終了。採用には至らなかったが、12月に初めて受けた面接よりははるかに手応えを感じ、自信にもつながる。(やはり「経験」していくことが大事なのだと、改めて実感)

 

【3月】

ダブリンに戻る。

ブログを通じて繋がった同い年日本人ブロガー3人で飲む。(今まで全くブログをやっていなかった自分としては、人生で初めての経験だった)

さらに、ひょんなことからお部屋を貸すことになり、その日本人の方とも楽しくお話が出来、気づきを頂く。

そしてベルギーにまた飛ぶ。(その関係で、アイルランド一番の醍醐味、「セントパトリックデー」をすっ飛ばす)

さらにはマンチェスターに飛ぶ。

マンチェスターのお話はどこにも記述していなかったので、ここで「私の身に何が起こったのか」を簡単にご説明しておきましょう。

 

苦戦期③

ベルギー夫妻の息子さんはマンチェスターで事業を展開しているので、「一緒に仕事が出来るか見てこい!」と言われ、マンチェスターに放り込まれる。

 息子の存在は以前から知っていたし、息子も私のことは知っていたが、お互い今回が初対面。結論から言えば、彼はとても良い人だった。

しかし、「一緒に仕事をするのか【ビジネス】」、「ただのお友達としてこれからも過ごすのか【フレンド】」決めていなかった為、日夜心理戦が繰り広げられる・・・。

彼の同僚もみんな良い人達だった。だが、ものすごい忙しい。

新規店舗をマンチェスターの中心にオープンさせる予定の為、毎日目まぐるしい職場で問題も発生する。

事業の内容をもっと知りたいが、みんなの手をストップさせたくもないジレンマ。

以前同じ業界で働いていた身としては、「こうしたらもっと良くなる。ここを改善すれば、効率化が進み、利益にも繋がるはずだ」と、アイデアが浮かんでくる。と、同時に「いきなり現れたスキルがあるかもわからない新人が拙い英語で話したところで、誰も耳を傾けないだろうな」とも思い、「任された簡単な作業を黙々とこなす」悶々とした日々が続く。

全員ネイティブに取り囲まれ、何度あの速いディスカッションに置いていかれたことだろうか・・・。

みんなの中で流行っていたのかどうかわからないが、突如飛び出す「Okey dokey(オキドキ)」。イントネーションによっては良い意味にも、皮肉にもなるこの言葉。その違いなど全く分からない私にとっては、いきなり飛び出すオキドキに心臓が止まりそうになる、まさに「オキドキ恐怖」・・・。

さらに言えば、泊まっていた息子の家。(息子と彼女とシェフと謎のミュージシャンがそこにはいた)

なんとも可愛らしい家で、中の作りも最高なのだが、唯一の難点がトイレに鍵がないことだ。この家を男子3人、女子2人(私も含めて)で使っていたのだから、トイレを使うときの恐怖は半端ない。(実際、私は男子が中にいるときにドアを開けてしまいました。みんなどこで中に人がいるか、いないかを判断していたのだろうか・・・)

職場もなぜか男ばかりで、そのせいなのかこちらもトイレに鍵がない。

唯一、一人の空間になれるトイレでさえも瞬足で使わなければいけないのか・・・。」と、今思い返せば笑えるのだが、私はこの時「トイレ」に精神的に追い詰められる。

そして「ベルギー就職活動」のときと同様、「食べられない、眠れない、熱をだす」という精神的にも体力的にも堪えはじめる。

「こんな忙しい時期にいても邪魔になるだけだし、今は一緒に働くかどうか考えるタイミングじゃないよな」と判断し、一週間でダブリンに帰ることに。

でも、せっかく来たのだから、何か一つだけでも伝えて帰りたいと思った私は、「この点に関して私は知識があり、改善することが可能だと思うのだが、伝えて帰ってもいい?」と聞いてみることに。そうすると、「じゃあ最終日はインタビュー日だ」となる。

インタビュー前日は全く緊張もなく、働くことが大好きな私は逆に「やっとやりたいことができる!」と、ワクワクしていた。

当日、私のしたいことが伸び伸びと出来、マンチェスターにいた中で、一番楽しい一日だった!

 

「私はあなたの両親が私を雇って、とお願いしても、私に実力がない、雇う価値がないと判断したら雇ってほしくないの。だってこれは【ビジネス】だから。私も働くなら尊敬できる上司と働きたい。お互いが尊敬し合えて、高め合っていけるなら、私は一緒に働きたい」と、息子に熱い思いをぶつける。

「僕もお金の為じゃなく、会社と共に成長できる人としか一緒に働きたくない。君は僕の会社に間違いなく何かを持ってきてくれる人だと信じているよ。将来、一緒に仕事ができるといいな」と、最終的には一緒に働く方向に。

「ようやくすべてが終わった・・・」と、帰路に着く途中。

今までのストレス、精神的に何度も堪えたこと、最後の達成感、押し殺していた感情が一気に溢れだし、マンチェスター空港に向かう車内で涙が止まらなくなる。

空港についても止まらず、トイレの中で1時間半ほど泣き、さらには機内でも泣き(もう周りの皆さんはこの子はどうしたのだろうか・・・?とびっくりだったでしょう。はい、私もびっくりですよ)、そして眠り、気がついたら家。ええ、機内から家までの記憶は全くない。

帰ってきたらなんだか総合的に英語が伸びている気もして、「やはり人間、英語しか話せない状況であれだけ精神的に追い詰められ限界に達すると、覚醒するんだな」と実感したが、これは絶対誰にもおすすめ出来ない英語勉強法だ。

 

マンチェスターの旅で唯一の癒しは、息子の家に居座っていた謎の「家政婦兼ミュージシャン」のアラン。私が出会った中で彼だけが事業に関わっていなかったので、気軽に友達として話せ、夜には弾き語りを。

アイリッシュ系イギリス人ということで、ダブリンには親戚が住んでいるらしい。連絡先とか全く知らないけど、「私がいる間に訪ねにきてくれないかな」と、ひそかに念を送り続けていることをここに書いたら通じる気もするので、記述しておく。

 

【4月】

苦戦期④

「よしっ!これからマンチェスターに向けて気持ちを切り替え、準備していくぞ!」と思った矢先、すれ違いからフラットメイトと険悪なムードになり、家がお葬式状態と化す。

おお、神よっ!なぜあなたは私にこんなにも試練を与えてくださるのだ!」と何度も天を仰ぐが、神からこたえが返ってくることはなかった。

 他のフラットメイトに話を聞いてもらい、最終的には「家に帰りたくない病」に陥り、家出をし、ご近所さんにお世話になる。

私にとっては壮絶で絶望ともいえる話を延々と聞かされたご近所さん。その後、彼に言われた言葉が、「いやー。つるとんたんさんは美味しいネタもってますね」だった。

そうか!「つらい→時間がたつ→美味しいネタになる」という方程式が私の頭に突如沸きあがり、そう考えれば私のアイルランドでのワーホリ、ネタの宝庫じゃないか!と、発想の転換ができ、元気になる。

フラットメイトとの仲も無事解消!

 

よしっ!マンチェスターだ!

 

って思ってたら、よくわからないがブログから繋がった熱き勇者たちがそこにはいた。

 

なんだこの、全く予想していなかった展開!

【残り4か月 中編】に続きます。 TO BE CONTINUED...

 

PS:さらっとおさらい!したつもりが長くなってしまいました。正直色々ありすぎて、まだ8ヶ月なのか!と素直に驚いている自分がいます。

 

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気分転換に必ず通る散歩道。昨日歩くと冬にはいなかった稚魚がたくさん泳いでいました。ダブリンにも春がきたようです。(虫が大量発生しているのも春が来た証拠です) 

 

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