TRAVEL TSURU

アイルランドで見つめ直す私の人生

ベルギー そうやって生きていきたいね

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ベルギーに行ってましたよ!ってお話を今回はちょっと。

さくっと違う国に行けるのがヨーロッパでワーキングホリデーする大特権ですね。

ちなみにライアンエアー使って往復45ユーロくらいでしたよ。バックパックは機内に持ち込むことができました!鬼畜のライアンエアーと評判?ですが私は今のところ好印象の航空会社です。

 

今回は首都のブリュッセルに住んでいるお友達のレミさんにお世話になることに。

レミは40歳くらいですが見た目は30歳くらいのバイタリティーあふれるフレンチガイ。見た目は「パリジャン」って聞いて想像したまんまな感じです(笑)

 

久しぶりに再会したレミが友達の家の夜ご飯に誘ってくれました!

タダ飯だ(ΦωΦ)!(なんと醜い私の心)と思いワクワクして参加したホームパーティー!

でもその日、すごい雨だったんですね。なのにレミが友達の家まで自転車で行こう!(彼はどこでも自転車なんです)と言い出してどしゃぶりの雨の中、自転車こぎました。

ブリュッセルはオランダと違って道が平らではありません。

坂道たくさん、石畳でこぼこ・・・。

降りしきる雨の中、そんな坂道をひたすら上ります。

 

「うう、目に雨が入ってくるよ、全く前が見えない・・・ってか普段自転車乗ってないからものすごいキツイわ。ベルギー着いてすぐこの仕打ちって・・・ああ、レミの背中がどんどん小さくなっていく・・・。レミ、私を置いていかないで(´;ω;`)

 

もうぜぇぜぇ言いながら必死にペダルをこぐこと30分。

 

「うーん、やっぱりこの雨で自転車こぐのは無理だね。地下鉄使おう」

 

・・・もっと早く気づけたよ、レミ( ^ω^)

家出るときからこの土砂降りだったんだぜ。

 

 

ってことで地下鉄使って友達の家に到着。

2人ともバケツの水ひっくり返したようなずぶ濡れの状態で・・・。

レミが「入るときに靴脱いでね」と私に話してると中から「靴脱がなくてもどっちでもいいよー!」との声が。

そうか、じゃあ脱がなくていいか、とそのまま上がった私・・・死にたくなります。

 

 

ものすんごいきれいなお宅だった`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブーッ!!

 

モデルルームですか?って感じでした。なんとマンションを買って中をリノベーションしたんだとか。そしてレミのお友達、私と同い年、28歳システムエンジニアのベルギー人でした。

同い年、マンション買うんか!ってビックリしてたらレミが「ベルギーはフランスより給料は安いけどその分家も安いからね。独身だったらこうやってマンションを買うのは普通なんだよ」と解説してくれました。

 

「ごめん、本当ごめん、こんな雨に濡れた汚いブーツであがって。絶対気になるよね、私が靴履いてるの。あとで掃除大変だなって思うよね。ごめん、本当たまたまなんだよ。普段は私、きれい好きだぜ」

 

って心の中で謝罪しました_ノフ○

 

他にも家の主の友達が来ててみんなでとりあえずカンパーイ!

「君もスノーカイトに興味があるの?」といきなり聞かれる。

「スノーカイトって?」

「風の力を利用してスキーやスノボーをする最近人気の新しいウインタースポーツだよ。君も明後日くるんだろ?」

「・・・レミ( ^ω^)・・・?」

「ああそうだよ、土曜日はスノーカイトだよ、YEAH!!」

「・・・・・・」

 

私がベルギーにくると事前に知っておきながら予定を何も教えてくれない、レミとはそういう男である。すさまじい。

 

その後男性陣はスノーカイトについて熱く語りだすが全くフランス語がわからないため、ひたすらワインとおつまみを楽しみまくる私。

よくよく部屋を見渡せば隅の隅まで徹底してきれいである。

気になったのがヨットを操縦している家の主(何度も名前聞いたのに発音が難しすぎて覚えられない)の写真が飾られている・・・。

 

「料理できたよ!」と家の主(雰囲気が俳優のライアン・ゴズリングに似ているので以下ライアンと呼びます)が用意してくれたのがこれ!

 

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上でポテトや野菜焼いて下でチーズ溶かして一緒に食べるというシャレオツの極み!

ラクレットオーブンでございます!実際のオーブンは5人で食べたのでこれよりかなり大きいです。イメージしやすいように似ている写真を探してみました。

え?なんで写真撮らなかったかって?

 

興奮して写真バシャバシャ撮ってる変な奴って思われたくなかったからです!(笑)

 

なんていうか、私にとっては全てがおしゃれなホームパーティーだったのですが、ベルギー人にとってはいたって普通の友達と楽しむ夜ご飯なのです。別にかっこよくきめたいから、とか見栄張りたいからじゃなく、これが自然なんですね。

なので写真撮らせて!って飛びつく自分がなんだか小さく見えてしまって恥ずかしくなってしまったので、「ああ、うん。美味しいよね、これ」風な顔だけ浮かべてみました(笑)

写真撮っておけばよかったかなー。でも友達の友達の家だったしな・・・。

 

ここでも男性陣は何やら熱い議論を繰り広げている様子。

私はチーズを溶かし野菜を焼くのに夢中になる。

 

ふといきなり英語で質問されました。

 

「日本って6年前に大地震があってから原子力発電って全部止まってるの?」

 

口に頬張ってたポテト、飛び出しそうになりました( ´ⅴ`)

 

「えっと福島は止まってるけど、他はどうだろう・・・まだ稼働してるんじゃないかな(´ε`;)

 

すみません、皆さん!

日本代表、失格な答えしか言えませんでしたorz

現在でも2基稼働しているみたいですね。

ああ、なんて恥ずかしい(´Д⊂ヽ

 

その後も彼らはどうやって動物と共存していくか等、議論してました。

私と同い年、すごいな。

きっと私がフランス語わかっても全然ついていけなかっただろうな。

素敵ですよね。仕事だけじゃなくプライベートでこんなに熱く討論しているなんて。

みんな残業なしだから週1、2日で家で一緒に夜ご飯食べながら語り合う、ヨーロッパ社会の良いところですね。

 

そして土曜日やってきました、初スノーカイト!ベルギーの田舎で。

 

www.youtube.com

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レミとライアンとライアンの友達で行ってきました!

結論から言えば女子には向いてないスポーツですね(笑)

カイトを常に引っ張って操縦しつつ、足元のスキー板にも集中しなければいけないので初心者には難しいですし、ある程度体重が必要なのでその面でも女子向けではないです。次の日腕がものすごい筋肉痛(;´Д`)

 

ライアンはインストラクターのような見た目に大変身し、真っ平らな雪道を泳ぐようにスイスイと進んでおりました。何やってもさまになる、ライアン。

そりゃヨットで自分に酔ってる写真、自宅に飾っちゃうよな。

 

レミは私が初心者であることを忘れているのか完全にハイレベルなことを要求してきます。

それは、スキー場で女子が「やだ~出来ない❤」って甘えて、男子が「しょうがねぇ~な~」って手を引っ張ってるような甘酸っぱい感じは一切なく。

逆に小さいころお父さんに無理やりスキーを教えられ「なんでお前はできないんだ」って叱咤され、泣きながら頑張る自分の記憶が蘇えってくるかのようなスポ魂指導でした。

 

自分から誘っておいて、出来ないなら来るな、自分のことは自分でやれ、的な超越した男女平等精神をもっている、レミとはそういう男である。

 

唯一、ライアンの友達が私を初心者女子であると覚えててくれて丁寧にスノーカイトの基本を教えてくれました。ありがとう!これまた名前が難しすぎて覚えてないけど。(私も大変失礼なやつである)

 

最後にちょっとだけ風を使ってスキーが出来たときは嬉しかったです(´▽`)

今度また挑戦してみたいです。

 

途中から猛吹雪になってしまい、あまりの寒さでガクガクぶるぶるになる私。

な、なんと車が雪で埋もれている!早く首都に帰って温まりたいわー。

そんな私の気持ちをよそにライアンが放った一言。

 

「わー!すごい雪だね。この大自然の雪を満喫するために今夜はここらへんで宿を探そう!」

 

何言っちゃってんの、ライアン!!\(^o^)/

 

私たちはその後予定があったので首都に戻ったんですが、なんてアイデアが思いつくんだ、ライアン。

レミとライアンは去年のクリスマスにノルウェーの山を登頂するというサバイバルな偉業も達成してます。そのハングリー精神、見習いたいです。

 

帰り道、ふと「そういえばレミが私と同い年だった時って何してたの?」って聞いてみました。

「確か自分の研究を終わらせるためにベルギーの大学院にいてそのままベルギーで就職したよ。でも最近、スイスに引っ越そうかなって思ってる」

「え?スイス?どうして?」

 

「スイスは山がたくさんあって休日登れるから!」

 

だそうです。

この答え、私にはもっていないものでした。

 

人生が仕事基準じゃなくて自分のやりたいこと基準なんですね。

 

私もそうやって考えて生きていきたいです。

 

ちなみにレミさん、普段は20の案件をかけ持つ敏腕プロジェクトマネージャーなのです。

仕事も本気!プライベートも本気!

そんなレミとライアン、心から尊敬します。

今回久しぶりに会って色々良い刺激をもらいました、つるとんたんでした。

 

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