ちょっとだけ語らせて!「LA LA LAND」の魅力と映画のこと
実はアイルランドで公開されてすぐに見てました、「ラ・ラ・ランド」!!
今年のアカデミー賞を総なめにするであろうぶっちぎり大本命ミュージカル映画なのです。
あらすじは予告編どおりで、ロサンゼルスを舞台に売れない女優とジャズピアニストがお互いの夢を叶えるため奮闘する、夢を追う全ての人たち(ドリーマー)に捧げるエンターテイメント映画。
前哨戦であるゴールデングローブ賞では圧倒的な強さを誇り、今回アカデミー賞ではいくつの賞を獲得するのか。
個人的には作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞は手堅い。脚本賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞もいけるのではと思ってます。
なんでそんなに良かったの?ってことですか、
ミュージカル映画だからストーリーがシンプル!
シンプルだけどラスト10分見ると奥が深い!
という印象をうけました。
この映画の監督は前作「セッション」で一躍有名になった新鋭デミアン・チャゼル。
こちらの映画もラストに仕掛けがあって、私は見ていて「ほー、そうきたか!」と素直に驚きました。
「魅せる」のが上手い監督です。
この映画でアカデミー賞助演男優賞を獲得したJ・Kシモンズが「LA LA LAND」でもちょこっと出演しております。
主演のライアン・ゴズリングのピアノもすごいですが(写真の手の角度が私は気になります)、エマ・ストーンのダンスと演技力にも注目です。
正直、エマ・ストーンがミュージカル映画に出演するのは意外でした。なぜなら彼女の魅力はハスキーボイスだから。でも実際に見てみると、なんとも素敵な歌唱力をお持ちでした。他にも丘の上でライアンと披露するダンス、女優という夢を追い続けながらもがく彼女の演技力、みどころ満載です。
実はエマもかつて、女優になる夢を叶えるために両親を説得しロサンゼルスに引っ越してきたドリーマーでした。なので役どころも昔の自分にかぶるところがあり、より観客をひきつける魂がこもった演技になったのではないか、と思ってます。
ゴールデングローブ賞で主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)を獲得したときのスピーチがこちら。
字幕付きはこちら!
開口一番、お母さんにありがとう!と涙ながらにいうエマ。
その一言で彼女がここまでたどり着くまでの道のりが決して簡単なものではなく、困難な時期もあったんだなと物語っています。
今売れてる俳優、女優もみんな下積み時代を経験していて何度もオーディションに落ちては才能がないと落ち込み、それでも自分を信じて苦難を乗り越え駆け上がってきた人たちです。
そして彼女が話しているように「LA LA LAND」は現代的なミュージカル映画という映画業界からみれば無謀ともいえることに挑戦して作られたのです。
確かにミュージカル映画ってブロードウェイミュージカルを映画化しているか、映画の時代背景が昔に設定されていますよね。(「レ・ミゼラブル」、「シカゴ」、「NINE」、「ヘアスプレー」とか)
「LA LA LAND」は監督自ら脚本を書いたオリジナル作品であり、そしてそれが高く評価され数々の賞を受賞。まさに映画界に新しい歴史を作ったのではないでしょうか。
ミュージカル映画が苦手!って人には向いてないですが、ミュージカルが好きな人、そこそこ好き(私もです)って人にはおすすめです。 そして何より今、夢を追いかけている人、自分の目標に向かって頑張っている人、頑張っているけどなんだか上手くいかなくて落ち込んでいる人は是非、この映画をみて元気をもらってほしいです。 日本での公開は2/24!アカデミー賞の発表は2/26(現地時間)!今年の本命ですからね!日本の映画配給会社もヒットを狙って照準合わせてますね。 日本で公開する前の映画が一足先に見れちゃうのもワーキングホリデーならではの特権です! 最後に海外に住んでいるならではのお話を少し。こっちにきて友達と映画の話になってすごく困っていること。 映画の原題が分からない(´・ω・`) 例えばこちらの作品。
主演のリチャード・ギアを食っちゃうデビュー当時のエドワード・ノートンの怪演がみられるお気に入り映画「真実の行方」
原題は「Primal Fear」
せっかく友達におすすめしたくても原題を覚えてないと全く伝わりません。
落ち込んだ時には必ず見てます、私の生涯ベスト10に君臨し続けるであろう「リトル・ダンサー」
原題は「Billy Elliot」
リトル・ダンサーって英語だから原題っぽいんですけどね。
もちろん日本で多くの人がその作品に興味を持ってくれるようわかりやすく邦題をつけるのですが、ここでは全く役にたちません!
「あれ、あれだよ、あの映画おすすめ!(原題なんだったけなー)」ってなることしょっちゅうです(´;ω;`)
これから海外生活をはじめる方、話のネタとして自分のお気に入り映画の原題を覚えておくと役に立つと思いますよ!
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