【残り4か月 中編】どうなる私の進路?
まず初めに、読んでくださっている読者の皆さま、そして今までコメントやメッセージをくださった皆さまに改めてお礼を言わせてください。
ありがとうございます!
皆さまのおかげで、こうしてブログもここまで続けられ、これからも続けていけます。
さて、【中編】です。(まだ【前編】をお読みでない方は、こちらからどうぞ)
そうなんです。自分でも驚きなのですが、ブログを通してコメント、メッセージを頂いたり、実際にお会いしたり。
その方たちに感化され、私の中で「今まで起こることがなかった変化」が生まれました。「新しい自分」が出てきたことに動揺している自分がいます。
このブログを始めた当初、そんなことが起きるとは、全く予想も期待もしていませんでした。私は人生で一度もブログを書いたことはなく、「アイルランドでワーホリする」ことにならなければ、ブログを書こうとは思わなかった人間です。
アイルランドに行くにあたり、全く最新の情報がなかったため、「少しでも情報を残しておこう。そして1年終わったときに、その当時の気持ちを自分が振り返れるように」と、日記感覚で書き始めたのです。
しかもこっちに到着してからは、ダブリンでずっと過ごしてたわけでもなく、やりたい放題やっていましたから(笑)
そんな私に「渡航するのが楽しみだ」「ブログを楽しみにしている」「自分も頑張ろう、と思えた」とコメントをくださる読者の皆さま。
実際こちらで「会いたい」と連絡をくださる読者の皆さま。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
ここで、一人だけご紹介させてください。
なんとも不思議な巡り合わせで開催することになった「同い年日本人ブロガー3人飲み」の一人、タナカユウキさんです。(ブロガーなんて呼ぶのがおこがましいですが・・・)
タナカさんは現在、日本のWEBメディアや個人のブログで、アイルランドの建築や情報を発信されています。
個人的にはもう一人のブロガー、「パイオニア・きむさん」お勧め絶品キムチチャーハンが食べられる「Han Sung Asian Market」の記事だけは是非・・・!
私はタナカさんにブログを通して「偶然」知り合いました。
(その偶然をくださった読者の方には是非とも改めてお礼を言わせて頂きたいので、3人でお会いできるのを楽しみにしています)
「日常の中の小さな幸せ」をいつも見つけるタナカさん。
そんな目線で私は、ダブリンを見たことがありませんでした。
タナカさんが「けんちく目線」でアイルランドの建築を紹介してくれるなら、私も「つるとんたん目線でダブリンを紹介していこう」と、勢いではじめたのが「ゆるーくダブリンご紹介」。まだ3弾までしか書けていませんが、自分が一番楽しんで書いています(笑)
今まで興味があったことをより追求してみる面白さ。協力してくれるお店の人たちの優しさ。そして、得たものを皆さんにお伝えできる喜び。
ダブリンの良さを知って、よりダブリンが好きになる自分がいます。
去年の9月、はじめてこちらに来た当初、毎日友達と遊ぶのが楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。全てのことがキラキラしていて、ワクワクが止まりませんでした。
ある日、仲良かったフランス人の男の子が帰るときにこう言ったんです。
「僕はダブリンが大好きだったけど、その理由は語学学校の友達と遊ぶのが大好きだったからかもしれない。君たちがいなかったら、僕はダブリンが好きって素直に言えるかどうかわからないな」
その時、「私はずっとダブリンが好きだって言える」と思っていました。
語学学校が終わり、仲良かった友達が全員帰国した12月。
その時に襲った「仕事」と「友達」の大打撃。打ちのめされたときに私はようやく、フランス人の男の子が何を言いたかったのか理解できました。
それでもここで出来た新しい友達や、お手伝いで働いたお店の方々の優しさに助けられながら日々を過ごしていました。
ダブリンが嫌いになったわけではないです。
でもふと、思ってしまったんです。
「ダブリンは私の居場所じゃないな」って。
私は自分の居場所を必死に探すために、ベルギーに行き、ダブリンに帰ってきてブログを更新してはまたベルギーに行き、さらにはマンチェスターに行き。
ようやく自分の進む道を決めて帰ってきたのが、1か月前。
正直、気持ちは完全マンチェスターでした。
でも、タナカさんを含めブログを通じて直接お会いできた方々、コメントをくださる方々が私に「もう一度アイルランドを見つめ直すチャンス」をくれました。
川沿いを楽しそうにサイクリングするカップル。
バードウォッチングをしながら歩くお父さんと息子。
快晴の空を切るように飛ぶカモメ。
「Busker(バスカー)」と呼ばれるストリートミュージシャンが、音楽を奏でるグラフトンストリート。
夜遅くでも何が楽しいのかわからないくらい陽気に騒ぐ人々。
カフェでお茶したときに言われる「Cheers!」
その何気ない日常がとても美しく思う、今日この頃。
私は「本当の意味で」ダブリンが好きだ、と言えることに気がつきました。
長旅を終えて帰ってきたときに暖かく迎えてくれるフラットメイトたち。
ずっと連絡がとれてなかったのに、再会すれば「お帰り!会いたかったよ」と抱きしめてくれるこっちで出来た友達。
そしてブログを通じて広がる新しい出会い。
居場所がないと思っていたダブリンに、居場所はありました。
ただ自分が見落としていただけなのだと、気がつきました。
ダブリンが、アイルランドが素晴らしい国だってこと、もっとみんなに伝えたい!
そういう思いと同時に、私は悩みます。
「マンチェスターに行く」って決めていました。
働けば英語も伸び、やりたいことだってやれ、会社と共に成長できる魅力的な仕事。
息子さんとも合意し、ベルギー夫妻は私の為に手続きを進めていました。
書類を集め、英語能力検定を受け、マンチェスターに飛び・・・。
そう考えると、私がダブリンの良さを伝える時間はもうない・・・。
3年前、モロッコに旅行し、偶然出会ったベルギー夫妻。
英語を再勉強するきっかけをくれ、世界の素晴らしさを教えてくれ、訪ねに行けばいつだって本当の娘のように接してくれ、そして何度も何度もチャンスと情熱を与え続けてくれた大切な人たち。
この人たちのご好意を、私は自分勝手な気持ちで無下にしていいのかな・・・。
二つの気持ちで悩む「葛藤」を私は続け、ふとした瞬間にいつも降りてくる自分の答えを待っていました。
【残り4か月 後編】に続きます。 TO BE CONTINUED...
アイルランドの花金。太陽が出てる日が増え、日本の感覚で薄着ででると意外と寒くて後悔。その後悔を忘れて何度も同じ失敗をするつるとんたんです。