TRAVEL TSURU

アイルランドで見つめ直す私の人生

ブログリニューアルと私の詳しいプロフィール

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いつもお読みいただいている読者のみなさま、今日たまたまブログを見つけてくれた皆さま、改めましてこんにちは。つるとんたんこと、鶴岡冴理(つるおかさえり)と申します。

 

ブログを開設して1年、アイルランド生活も11ヶ月。

このブログを通じて読者の方から質問を頂いたり、実際にアイルランドでお会いして交流を深める機会も増えてきました。(コンタクトをとってくださった方々、本当にありがとうございます)

このようなご縁をこれからも大切にしていきたいので、私の歩んできた道をまとめておくことにしました。(特にアイルランドに繋がる出来事を中心に!)

ちょっと長くなってしまったのですが、ご一読いただけたら幸いです。

 

1988年12月5日、東京に生まれる。

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2歳年上の兄と両親の4人家族。実家はアットホームなラーメン屋。私が2歳のころから両親が切り盛りしてます。

「実家がラーメン屋」と言うと、必ず聞かれるのが「ラーメン美味しい?」と「ラーメン毎日食べるの?」です。

ラーメン、美味しいです。(美味しくなかったら大変です)

ラーメン、毎日は食べません。人間、いつでも食べられる、いつでも行けると思うと、なかなか食べないし行かないですよね。年に8回くらい食べてました。

最近は海外生活が長くなってきたので、お父さんのラーメンが恋しいです。

自宅兼ラーメン屋なので、学校に行って帰ってきたら両親がいます。なので、小学生の頃は「鍵を持ちたい!」がゆえに「鍵っ子」に憧れを抱きます。今思えば毎日両親と顔を合わせられるって良いことですよね。

 

「なんで?」が口ぐせで良くも悪くも正直者の幼少期

振り返ると、「なんでこれはダメなの?」「なんで勉強しなきゃいけないの?」と、なんでなんでと両親に質問してました。何か納得する理由がないと前に進めないタイプです。そして思ったことをすぐ口に出してしまいます。

例えば、「私、太ってる?」と質問されたら「うん、太ってるよ」と答えてました。ひーっ!

 

中学、高校、大学とトントン進学。

この間の出来事はアイルランドに行くことになった経緯とは関係ないので少し飛ばしますね。(いつかお時間があるときに少しずつお話を)

言えることは、「英語」と「海外」には無縁だった、ということです。

 

 

23歳で初めての海外旅行!ベトナムとカンボジアへ。

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初めて海外に出たのは、社会人になった23歳のころ。日本しか知らなかった私は、目の前に広がる全く違う光景に衝撃を受けました。インターネットや写真の情報だけでは伝わりきらない別世界に圧倒されます。すごい・・・世界はこんなに広いんだ・・・。

そして、私の好奇心は海外へに行き、その後も休みをとってタイやインドへ。

 

25歳。運命のモロッコ旅行へ

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今思い返しても不思議なのですが、仕事中に「サハラ砂漠で一面に広がる星をみたい」とふと思い、勢いでモロッコへの航空券を予約。

この一人旅が本当に大変でした。当時の私、全く英語が話せない。

言えるのは「I am a student」と「I am a doctor」のみというレベル。それに加えてモロッコの公用語はアラビア語とフランス語というのを行くまで知らず。

タクシーの運転手と喧嘩し、小さい子供に何度もチップを要求され、挙句に知らない男の人に後をつけられて走ってホステルに逃げ込むという・・・。

でも一番辛かったのは、誰とも話せなかったこと。

「誰かと話したい」と悶々としながら最終目的地、マラケシュへ。

 

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観光客と現地の人で毎日賑わうフナ広場で、引き寄せられるようにアラビックショーを見ていました。現地の方が衣装を着てストーリーが展開していきます。しかし、アラビア語でどんな話なのかは全くわからない。

そんな私の目に留まったのは、観客の中の一人のおじさんでした。

彼はニコニコしながら楽しそうにショーを見ていて、私は直感的に「あ、この人アラビア語がわかるのかも」と。

誰かと話したい衝動にも後押しされ、「英語話せますか?」と、気がついたら話しかけてました。自分が全く英語が出来ないのに。

「話せるよ」とおじさんはこのショーの内容を説明してくれて、その後「どこから来たの?」「観光?」と世間話を。

 

その次の日には二人でお茶をし、おじさんの人生ストーリーを聞かせてもらいます。ちなみにこの当時の会話は筆談で頑張ってました。

「僕はベルギーに住んでるんだよ」と言われてもベルギーのことを英語で「Belgium」ということも知らなかった私は何故か彼のことをフランス人だとこの時は思っていました(笑) 

「君は将来何がしたいんだ」と、突然聞かれ、「将来海外に住んでみたいなー」とパッと浮かんだ答えをいうと、「なんで君はそれに対して真剣に努力をしないんだ!!!!!君が頑張ればなんだってできるんだよ!」と真剣に怒られます。

「君が仕事を探したいのならベルギーの僕の家に好きなだけいなさい」とまで言ってくださり、私は「いつか行きますね」と言って日本に帰国。

その後、おじさんの奥さんからもメールが来て「早く英文履歴書送ってきなさい!私がベルギー中の日系企業に送るわよ!」と。 

しかし、私はこのときまだ本気で英語を勉強をしませんでした。

「英文履歴書なんて、海外なんて無理!」と思い、せっかく続いていたベルギーの方とのやり取りもフェードアウト・・・。

だが、この半年後にまたメールが。

 

「Hi さえり元気?あなたはまだヨーロッパに興味あるの?」

 この1通のメールを頂いたとき私は初めて彼らが住んでいるベルギーを訪れようと決めました。

初めて訪れたベルギー。息が止まりそうになる

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車から降りた瞬間、全身に鳥肌が立った感覚を、今でも鮮明に覚えてます。

ここに骨を埋めよう

一生忘れない旅を、私はしました。おじちゃんは「Are you happy?」と聞くのが口ぐせで、その度に「Yes」と答えていたけれど、最終日はベルギーを離れたくなくて、「I am not happy」と言って号泣しました。

絶対に戻ってくるんだ。

その思いを胸に帰国にした私は無我夢中で英語の再勉強をはじめ、仕事を以外の時間は全て英語、英語、英語の毎日。とにかくベルギーの方たちともっと話したい、と必死でした。

 

26歳 外国人と暮らすシェアハウスに引っ越す

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 中学英語すら怪しかった私ですが、一人猛勉強をしまくった半年後、なんとなく英語が理解できるレベルまでに。

海外に行く夢はどんどん膨らんでいきます。しかし、それと同時に両親は私に安定した生活を望んでいるのも感じていました。

「このままでは夢を膨らますことが出来ない」と思った私は、環境を変えるためにも家を離れることに。

せっかくだから同時に英語が学べるように外国人と暮らそうとシェアハウスに住むことに。この選択が私の夢を大きく前進させます。

「自分はなんて無知なんだ!!!」という脳内ビッグバンが起きる。

議論が大好きなシェメイトに囲まれて暮らす生活でした。仕事から帰宅したら「あれはどう思う」「これはどう思う」と質問攻めの日々。

 誰かと意見を言い合うことに全く慣れてなかった私は最初はものすごく戸惑い、自分の意見を言うことができませんでした。だって、否定されるのが怖かったから。

でも、彼らは自分が正しいと主張したいのではなく、違う意見を聞きたいのだとある日気がつきました。この一つの物事に対して僕はこういう考えだけど、君はそういう考えなんだねと。

私はこの生活の中で、全てのことに対して自分の意見をもつこと、そしてそれが社会のマジョリティと一緒じゃなくてもいいんだ、ということを学んでいきました。

2016年9月アイルランドへ

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私のブログを読んでくださった方はわかると思いますが、そんな簡単にアイルランドに来たわけではありません。年齢的なこと、両親を説得したこと、「これでいいのかな」という自己葛藤も何度もしてきました。

渡愛してからも、家探しや仕事探しなど苦労もあったし、友達と喧嘩もしたし、「孤独だな」と思ったこともあります。

 

でも今、一つだけ言えることがあります。

「アイルランドに来てよかった。アイルランドが大好きだ」

私はここ数年の間でもっとも長いと感じた1年を過ごしました。

それだけ毎日が濃かったということです。

アイルランドの情報を皆さんお届けし、「ご縁」を感じてくれた人が連絡をくれ、新しい輪が広がり、イベントを開催することもできました。

私はこれからもアイルランドの情報を中心にブログを書き続けますし、それがこれからこちらに来られる日本人の方をバックアップできる最善のことであると同時に、アイルランドという国に対しても貢献できることだと信じています。

 

最後に

ここまで読み切ってくださり有難うございます!

私はたくさんの人に支えられて、背中を押されて今、アイルランドにいます。

その感謝をしてもしきれない方々へ恩返しするのは勿論のこと、「困っている人がいたら助けてあげたい」と思って日々行動してますし、これからもします。

だって私もたくさん助けられてきたから。

 

Twitterもついにはじめました!

鶴岡 冴理 (@traveltsuru) | Twitter

まだまだ初心者ですが、慣れてきたらアイルランドの情報をつぶやいていこうと思います。